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視読トレーニング

■視読の目の動き

理解力トレーニングは、視読読解という2つの読み方でトレーニングをしていきます。
ここではそのうちの視読のトレーニング方法を解説します。

視読は広い視野とスピードを重視した読み方

通常の読書時の目の動き
普通の読み方の目の動き

これまで記号トレーニングや文字トレーニングを通じ、
広い視野で素速く見ることに慣れていただいたと思います。

視読トレーニングではそれらと同じように本を読みます。


どのようなことかと言うと、

普通に本を読む場合は、右のように

文字を最初から見ていき、視線を下に動かし、次の行・・・
というように視線は上下上下・・・とジグザグに動きますが、

視読ではこのように

視読トレーニングでの目の動き
視読の読み方の目の動き

1行を一目で見るように意識しながら、
それをそのまま横にずらしていくように見ます。

ちょうどペンキをローラーで塗るような感覚ですね。
そして最後の行まで行ったら次のページ、というようにどんどん見ていきます。

これを普通に読むときの4~5倍程度のスピードで行います

前回、例で出したこの文章

グスコーブドリの伝記
の第一章は2778文字ですので、この場合、
通常600文字/分程度のスピードの方でしたら、
約4分40秒ほどで読むことになります。

その4~5倍ですから、1分程度でこの文章に目を通しましょう。

だいたい1ページ2秒くらいでサーッと目を通すことになります。

最初はなかなかペースがつかめないかもしれませんが、数回行えばペースはつかめます。


■内容理解はどの程度

この時の意味理解ですが、
できるだけ理解しようとしてください
しかし、ほとんど理解できなくて構いません
「できれば大まかなストーリーを取りたい!」という気持ちで行いましょう。

ここがなかなか分かりづらいところです。

例えば、開国語のヒアリングのトレーニングをしている場面を思い浮かべてください。
ゆっくりと読めばわかる文章でも、ネイティブの方に少し早めに言われると分からなくなったりしますよね。

その際に「どうせわからないや」と諦めてしまえばそれまでですが、
「少しでも内容を聞き取ってやるぞ!」と集中して聞いていれば、
最初は「あ、この単語が聞き取れた」から始まって、何度も聞いているうちに、だんだん
「細かいことはわからないけど、こんなテーマの話かな」くらいは聞き取れたりしますよね。

視読もそれと同じです。

普段より4~5倍も速いスピードで、しかも通常の読み方とは違って広い視野を意識しながらですので、
そもそも「わかるわけはない」のです。

しかしみなさんは今まで、記号・文字トレーニングなどを通じて、広く見ることや、
通常のスピードでも、より深く読むトレーニングをしてきました。

いわば力をため込んだ状態です

その状態での視読トレーニングなので、「まったくわからない」ということはないと思います。
とりあえず、1度やってみましょう。

いかがでしたか?

中には「全くわからなかった」という方もいるかもしれませんが、
(その場合、違う文章で再チャレンジしてみましょう。トレーニングですので失敗はつきものです)
ほとんどの方が、多少は理解でき、所々「わかった!」という場所があったのではないでしょうか?

ここではまだ「読めた」というよりも「わかった」という感覚のところがまばらにある。
そんな感じで充分です?

その、少しだけだけど「わかった」という感覚が重要なのです

とりあえず1冊目~数冊目では「わかった」という感覚を通じ、
広い視野を意識しながらでも「読めないことはないかな。」ということが分かっていただければそれで大丈夫です。


■視読トレーニングのあとは

視読が終わったら、読み取れたところから単語をノートに書き出しましょう。
ならし読みで行ったようなことですが、もちろんここでは100個も出すのは無理です。

しかし頑張って30個程度出しましょう。
もっとも、最初は10個程度しか出ないかも知れませんが、
それほど厳密でなくて構わないので、それでも書き出せるだけ書き出しましょう。


ただし、
単語が30個書き出せるように視読のスピードを調節することは絶対にダメです
また、単語を覚えようとしながら視読をしないでください。
あくまで、広い視野とスピードが誘電で、
集中して「ストーリーを取ろう」という気持ち
で行ってください。

視読トレーニングは以上のように行います。


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