焦点固定法－視点を固定し集中させる
■一点を見つめることにより集中する
焦点固定法は紙上の１点をひたすら見つめることによって、集中力を高める方法です。
このトレーニングは速読トレーニングに特有のものではありませんが、意識集中のために昔からよく用いられている方法です。
１点凝視と集中力が一義的に結びついているわけではありませんが、
視覚的な１点凝視をとおして、意識集中が図りやすいという特性を利用したものです。
また、これは目が余計な動きをしないようにするトレーニングでもあります。
トレーニング方法
丹田呼吸をしながら３０～４０センチ話した黒点をひたすら１～２分凝視します。
瞬きは自然に任せていいですが、顔や目は動かさないようにします。
また、この焦点固定法はあとに続くトレーニング中も最初に必ず行います。
ステップ１
中心の黒点を凝視しているうちに、黒点の周りに広がっていた薄い円部分が次第に消えていき、背景が灰色になってくる。
そうなってからもなお１～２分凝視し続ける。
もし灰色にならない場合は単眼で行い、単眼でできるようになったら両眼でやってみる。
慣れると灰色になるまでの時間が短くなる。
ステップ２、３
ステップ１と同様に中心の黒点を凝視し続ける。凝視していると、周囲に白い模様がぼやぼやとふくらんだり縮んだりして見えるようになる。
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