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理解力トレーニングに使う本

■教室ではこんな本を使っています

これから、理解力トレーニングをしていくのですが、
その前に、トレーニング教材としてどのような本を使えばいいのかを解説します。

教室に通われている方は、ほとんどが大人の方ですが、
トレーニングの初期は、小学生が読むようなひらがなだけで書かれた3~4000文字程度の子供向けの絵本でトレーニングしています。

なぜ子供向けの絵本かということ

・ひらがなだけで書かれている
・登場人物が少なく内容が簡単
・挿絵がある
・短時間で1冊読める

といった理由があります。

ひらがなだけで書かれているというのは少し説明が必要かも知れません。
ひらがなと漢字では、漢字の方がダイレクトに意味として頭に入ってきます。
例えば「しんぶんきしゃ」と書かれるよりも「新聞記者」と書かれた方がすぐに理解できる。
それは通常の読書ではいいことなのですが、急いで本を読むと、分かりやすい漢字にばかり目が行ってしまいます。
急いで読んだら結局漢字のとばし読みをしていた」という経験のある方も多いと思います。
また、後述するように、視読トレーニングは文字を一様に見る必要があるのですが、
そこでも目に入りやすい漢字はトレーニングの妨げになります。
そこでひらがなだけで書かれた本を読むことで、漢字のとばし読みを防ぐ必要があるのです。

挿絵がある内容が簡単というのは、最初は速度と理解がなかなか両立しにくいので、
トレーニング初期ではなるべく内容理解の部分ではハードルを下げておく必要があります。
あまり急ぎすぎず、慣れるに従ってだんだん内容の濃いものにしていきます。

短時間で1冊が読めるというのも大切なことで、普段よりも速いスピードで読むにはとても集中しなくてはいけませんが、あまり長くなると集中力がとぎれがちになります。


■自宅でのトレーニングの場合

以上の点から、教室ではトレーニング初期は子供向けの絵本を使用しているのですが、
ご自分でトレーニングされる場合、そのような本を揃えるのはむずかしいと思います。

本を買い揃えるのはお金もかかるので、ここはワープロソフトを使いましょう。

特殊なソフトは必要ありません。
ネット上には高額な速読用のソフトもありますが、取り寄せてみると、
文字の表示スピードを調節できるものをベースに、目の動かし方のトレーニングと、
オマケに脳トレ的なものがついているようなものがほとんどです。(全てを確認したわけではありません)、
オマケの部分はDSの脳トレや目力トレーニングの方がクオリティは高いですし、
肝心な文字の表示の部分は5冊も自分でトレーニングすればペースはつかめるので、ワープロソフトで充分だと思います。
(文字数カウント機能もついてますし)

こんな感じで大丈夫です。

ワード表示例

素材はなんでもいいのですが、童話や小説など、最初はなるべく内容が簡単なものを選んでください。
専門書や、登場人物が沢山出てくるような難しい小説は初期のトレーニングには向きません。

ここでは青空文庫から宮沢賢治の「グスゴーブドリの伝記」をダウンロードし、
それをワードに貼り付け、表示を工夫してみました。

ポイントは
・大きい文字で
・1行の文字数を少なく

の2点です。

それを、マウスではなく、キーボード操作で、1ページ毎にページを送れるように設定してください。
(スクロールするとどうしてもペースが乱れる)

説明では縦書きの文章を使いますが、横書きでもかまいません。

また、ここでは1行の文字数を9文字にしましたが、トレーニングをしてみてどうしても理解ができないという方は6文字程度でもかまいませんが、それより少なくすると、逆に読みにくくなってしまうので、あまりおすすめはできません。



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