トレーニング体験記 (16)

イギリスから通って

私が始めて速読法というものを知ったのは今から5年も前になる。サテライトでの日本の番組を見てのことだったのだが、それ以来何とかして身につけたいものだと思い続けていた。50歳の誕生日のプレゼントにと主人が言ってくれたのだが、実現したのはそれから3年後、長男が東京に職を得て住み始めてからだった。

説明会に出て外国に暮らしていてもコースを取ることができるものなのか相談した。幸い私のような人も過去に何人かいたことを聞き、早速申し込んだ。勤めている学校が休みになる春、夏、そして秋に長男の下宿に行きあくる日から毎日通う。ただしイギリスから到着してすぐに教室に行くと決まって時差の関係で眠気が襲ってくる。やっと時差がなおるころにはイギリスに戻らなければならなかった。

イギリスでもひとりで練習していればよかったのだが、休みのたびに日本に帰国するので雑用がたまって時間が取れなかった。何もしないで数ヶ月して日本に行くと、前に比べて確実に遅くなっている。2歩前進1歩後退というペースが続いた。

教室での作業はほとんどが自宅でもひとりで出来ることだが、やはり先生方が直接指導してくださることの意義は大きい。方法論を独学で行うのに比べて、教室に通うことの値打ちを実感した。

速読法をしてオマケが私には二つ出来た。一つはロンドンの教室で日本語を教えているときに生徒全体が視野によく入って見渡せること。もう一つは、これも何とかの手習いで始めたピアノの楽譜が速く読めるようになったことだ。

現在もまだ私はコースを終えていない。少しずつだが段々と速くなっていくのが嬉しいし、そうなるともっと速くしっかり読み取る力をつけたくなる。私の「速読法詣で」は当分続くだろう。

コンソレ 敦子さん
コンソレ 敦子さん
(イギリス在住 日本語教師)

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